Blog 箱根ガラスの森美術館ブログ
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展示作品の御紹介:ルビー・グラス薔薇文金彩香水瓶
ルビー・グラス薔薇文金彩香水瓶
(1880年頃|フランス)
濃いルビー・グラスに金彩でバラや小鳥を絵付けした香水瓶で、アカンサス葉文をレリーフ装飾した銀鍍金製の豪華なキャップが付けられている。中にはガラス製の栓が付けられており、香水の蒸発を防ぐ、密栓作りとなっている。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://test.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
会期:2024年7月19日(金)から2025年1月13日(祝・月)まで
展示作品の御紹介:琥珀香水瓶
琥珀香水瓶
(1850年頃|フランス)
楽器のレリーフ彫刻を施した小型の琥珀製香水瓶。当時、様々な形の琥珀製の香水瓶が作られた。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://test.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
会期:2024年7月19日(金)から2025年1月13日(祝・月)まで
2024年度 特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
2024年度 特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://test.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
会期:2024年7月19日(金)から2025年1月13日(祝・月)まで
水晶や瑪瑙、ガラスで制作された香水瓶など約80点を展示いたします。
展示作品のご紹介:風景文ケース入り香水セット
風景文ケース入り香水セット
(1760年頃|フランス)
中流家庭で使われていた香水セット。木製の化粧ケースに、四本のカット・グラス製の香水瓶が納められ、片側に花縁の銀製小皿が一枚添えられている。また、蓋の内側にはガラス鏡が嵌め込まれていて、化粧用としてセットされている。木箱には、当時の民芸家具によく見られるように田園風景が描き込まれ、一部には恋人たちが林の中で語らう姿が描かれている。イタリア製の同形式の香水セット(1720年頃)には、小皿の他に漏斗が入っており、調香用に使われていた状況がよくわかる。この香水セットの小皿も、調香用に使われた小道具であったことは間違いないであろう。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://test.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
会期:2024年7月19日(金)から2025年1月13日(祝・月)まで
展示作品のご紹介:べっ甲星文ケース入り香水セット
展示作品のご紹介:べっ甲星文ケース入り香水セット
(1770年頃|フランス)
フランス王朝文化最盛期のルイ16世の時代に、宮廷で流行した角落し八角金製、べっ甲張り金星散らし文様を施した極めてエレガントなケースに、二本の金キャップ付きガラス香水瓶をセットにして納めた携帯用香水セット。中央の金製の小型漏斗は、調香した香水を、香水瓶に注ぎ込むために使う漏斗である。他に、金製のハサミ、ナイフ、爪ヤスリ、耳かき、爪楊枝、棒紅などをセットしたものも作られていた。この作品は、フランス貴族の特注品として作られたものである。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://test.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
会期:2024年7月19日(金)から2025年1月13日(祝・月)まで
展示作品の御紹介:アンバー・グラス王家の百合文香水瓶
展示作品の御紹介:アンバー・グラス王家の百合文香水瓶
(1675年頃|フランス)
ベルナール・ペローによってルイ14世(1643-1715)のために作られたとされる、これと同形式ブルー・グラスの香水瓶が、パリのウビガン香水会社のコレクションの中にあることから、このアンバー・グラスの香水瓶も、同時代の王室用香水瓶として作られた一点であったと推定される。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://test.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
会期:2024年7月19日(金)から2025年1月13日(祝・月)まで
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
展示作品の御紹介:瑪瑙香水瓶
瑪瑙香水瓶
(18世紀後半|ロシア)
ロシア皇帝エカテリーナ2世(在位1762-1796)のために作られたこの豪華絢爛たる三つの口を持つ黄金瑪瑙製の香水瓶には、中央部分の七宝帯文中に、謎めいた銘文が記入されている。“VOTRE AMITTE‘FAIT MA SEUL FELICITÉ(”「あなたの愛は、私だけの至福を生む」)という銘文。「あなたと私」とは一体誰であったのだろうか。エカテリーナ2世の夫は、歴史上、かの有名なピョートル大帝(在位1682-1725)の孫ピョートル3世(1728-1762)であった。本来ならば帝位を継ぐべき筈であった夫が暗殺に遭い、その夫に代わって帝位についたエカテリーナ2世に、ピョートル3世が生前に贈った祝福の香水瓶であったのではなかっただろうか。三つの香水瓶を合わせて一体に作ったこの瑪瑙香水瓶のそれぞれに、エカテリーナ2世の愛した香水が、ピョートル3世の愛と共にいっぱい注がれていたにちがいない。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://test.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
会期:2024年7月19日(金)から2025年1月13日(祝・月)まで
展示作品の御紹介:コア・グラス双耳香油瓶
コア・グラス双耳香油瓶
(紀元前2世紀~紀元前1世紀│東地中海沿岸域)
コア・グラスは紀元前16世紀頃、今から3500年程前に始まった最古のガラス製法の一つと言われている。金属棒に耐火粘土でコアと呼ばれる芯を作り、その周りに熔けた色ガラスを巻き付けて成形する。冷ましてガラスが固まった後に、内部の耐火粘土を掻き出して器に仕上げていた。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://test.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
会期:2024年7月19日(金)から2025年1月13日(祝・月)まで
展示作品のご紹介:「リンゴの花咲く木」香水瓶
「リンゴの花咲く木」香水瓶
(1919年|フランス|ルネ・ラリック)
ルネ・ラリックがデザインした香水瓶には大別して二系統ある。一つは化粧品会社や香水メーカーの依頼によってデザインをし、ラリック社で制作された一連の香水瓶。もう一つは、ルネ・ラリックが独自に制作した香水瓶のシリーズ。後者の一点がこの「リンゴの花咲く木(BOUCHON FLEURS DEPOMMIER)」である。ラリック独自の香水瓶の最大の特色は、大型の装飾的な栓のデザインであった。金型を使った型押し、型吹き成形とパチネ(古色付け)を併用した技法で中規模の手作り量産が行われた。
特別企画展:香りの装い ~香水瓶をめぐる軌跡~
https://test.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024.html
会期:2024年7月19日(金)から2025年1月13日(祝・月)まで
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