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展示作品のご紹介:「リンゴの花咲く木」香水瓶

「リンゴの花咲く木」香水瓶
(1919年|フランス|ルネ・ラリック)

ルネ・ラリックがデザインした香水瓶には大別して二系統ある。一つは化粧品会社や香水メーカーの依頼によってデザインをし、ラリック社で制作された一連の香水瓶。もう一つは、ルネ・ラリックが独自に制作した香水瓶のシリーズ。後者の一点がこの「リンゴの花咲く木(BOUCHON FLEURS DEPOMMIER)」である。ラリック独自の香水瓶の最大の特色は、大型の装飾的な栓のデザインであった。金型を使った型押し、型吹き成形とパチネ(古色付け)を併用した技法で中規模の手作り量産が行われた。

特別企画展:香りの装い ~香水瓶をめぐる軌跡~
https://test.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024.html
会期:2024年7月19日(金)から2025年1月13日(祝・月)まで

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